施工管理という仕事はむずかしい仕事ですか?転職を考えています
施工管理技士というのは、現場を指揮する仕事ではありますが、指揮をすれば職人や物事が円滑に動くというものではありません。
転職には覚悟が必要です。
■簡単には成功しない転職後の現場。
施工管理とはあらゆる建設工事における現場の監督作業全般を行なう仕事です。
それだけ聞くと、現場に立って指揮をするカッコいい仕事に思えるかも知れませんが、実際は非常にハードで責任の重い仕事です。
また資格やキャリアが必要になるので、一朝一夕にその地位を獲得することはできません。
転職しても資格がなければ現場で指揮を執ることはできませんし、キャリアがなければ職人への指示も出せません。
■施工管理技師の仕事と責任。
では施工管理とはどのような仕事をするのかというと、工期の日程管理から資材の供給管理、仕入れの方法、機材の管理、施工計画の実施と見守り・修正、原価計算、品質管理など一式です。
作業の範囲が非常に幅広いため、個々にそれなりの専門的知識がなければ計画そのものの立案もできません。
転職者によくあるのは、工事現場の職人とのあつれきです。
■転職しても経験が少ない施工管理技術者は、職人に指導しても言うことを聞いてくれないことが良くあります。
なかなか表面化しにくいことですが、大きな工事現場になると職人同士のトラブルが良くあります。
工期の遅れを取り戻そうと施工管理技者が指導しても、責任のなすりあいなどがあって前にすすみません。
長い年月をかけて施工管理技士になっても、実際には監督としての技量がものをいう職場です。
《より条件の良い転職先を見つけよう》…建設・設備求人データベース